2009年 11月 15日
貧困率、子供の貧困率 |
ニッケイネット「ひとり親世帯、貧困率5割超 日本、OECD内で最悪」(11月13日)より。
http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT1G13027 13112009&g=MH&d=20091113
『厚生労働省は13日、国民の経済格差を表す指標の一つの「貧困率」のうち、ひとり親世帯の貧困率が2006年に54.3%だったと発表した。経済協力開発機構(OECD)が算出した00年代半ば時点ではOECD加盟国中最悪。山井和則厚労政務官は「各国の貧困率の推移に大きな変化はなく、現在も日本が最悪」とみている。』
毎日JP、「貧困率:日本15.7% 先進国で際立つ高水準」(2009年10月20日)より。
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20091020k0000e040071000c.html
『長妻昭厚生労働相は20日、国民の貧困層の割合を示す指標である「相対的貧困率」が、06年時点で15.7%だったと発表した。日本政府として貧困率を算出したのは初めて。経済協力開発機構(OECD)が報告した03年のデータでは、日本は加盟30カ国中4番目に悪い27位の14.9%で状況は悪化している。日本の貧困が先進諸国で際立っていることが浮き彫りとなった。~
06年の子供(17歳以下)の相対的貧困率も14.2%で、03年のOECDデータの13.7%(30カ国中19位)より悪化している。
03年OECDデータで貧困率が最も高いのは、メキシコの18.4%で、トルコ17.5%、米国17.1%と続く。最も低いのはデンマークとスウェーデンの5.3%。
長妻厚労相は「OECDの中でもワーストの範ちゅうに入っており、ナショナルミニマム(国が保障する最低限度の生活)と連動して考えたい。来年度から支給する子ども手当で貧困率がどう変化するかもシミュレーションしていく」と述べた。』
東京新聞、「子供の貧困 無関心な大人の責任」(2009年5月11日)より。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2009051102000074.html
『あしなが育英会が実施した今春高校を卒業した母子家庭遺児の調査では、就職希望者の四割が生活苦から進学を断念した。~
こうした世帯で暮らす子供の貧困率は内閣府によると、一九八四年の10・09%から二〇〇二年には15・02%に上昇。経済協力開発機構(OECD)加盟国平均を上回る。~
欧米各国は、税控除や社会保障給付などの政策で貧困率を下げているが、日本は逆だ。所得から税金などを引き、児童手当などの社会保障給付を足すと、子供の貧困率はOECDが〇八年に調査した二十四カ国中、唯一日本だけが12・4%から13・7%へ増えている。子供たちにセーフティーネットが働いていないといえる。』
中日、東京新聞、書評、「子どもの貧困、[著者]阿部 彩、岩波新書 」
(発売日: 2008/11)より。
http://www.tokyo-np.co.jp/book/shohyo/shohyo2009011101.html
『七人に一人の子どもが貧困状態にある。日本のことである。~
食べ物・住む場がない「絶対的貧困」だけでなく、社会の一員としてこれ以下の生活水準は許されないという「相対的貧困」を測った結果が、冒頭の数字なのだ。~
日本の子どもの貧困率は14・7%、アメリカ、イギリスよりは低いが、10%以下のフィンランドなど北欧圏、ドイツ、台湾に比べると高い。さらに驚かされるのは、先進国では税や社会保険、児童手当によって改善させているのに、十八カ国中、日本だけが、社会保障の再分配後に貧困が悪化していることだ。』
http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT1G13027 13112009&g=MH&d=20091113
『厚生労働省は13日、国民の経済格差を表す指標の一つの「貧困率」のうち、ひとり親世帯の貧困率が2006年に54.3%だったと発表した。経済協力開発機構(OECD)が算出した00年代半ば時点ではOECD加盟国中最悪。山井和則厚労政務官は「各国の貧困率の推移に大きな変化はなく、現在も日本が最悪」とみている。』
毎日JP、「貧困率:日本15.7% 先進国で際立つ高水準」(2009年10月20日)より。
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20091020k0000e040071000c.html
『長妻昭厚生労働相は20日、国民の貧困層の割合を示す指標である「相対的貧困率」が、06年時点で15.7%だったと発表した。日本政府として貧困率を算出したのは初めて。経済協力開発機構(OECD)が報告した03年のデータでは、日本は加盟30カ国中4番目に悪い27位の14.9%で状況は悪化している。日本の貧困が先進諸国で際立っていることが浮き彫りとなった。~
06年の子供(17歳以下)の相対的貧困率も14.2%で、03年のOECDデータの13.7%(30カ国中19位)より悪化している。
03年OECDデータで貧困率が最も高いのは、メキシコの18.4%で、トルコ17.5%、米国17.1%と続く。最も低いのはデンマークとスウェーデンの5.3%。
長妻厚労相は「OECDの中でもワーストの範ちゅうに入っており、ナショナルミニマム(国が保障する最低限度の生活)と連動して考えたい。来年度から支給する子ども手当で貧困率がどう変化するかもシミュレーションしていく」と述べた。』
東京新聞、「子供の貧困 無関心な大人の責任」(2009年5月11日)より。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2009051102000074.html
『あしなが育英会が実施した今春高校を卒業した母子家庭遺児の調査では、就職希望者の四割が生活苦から進学を断念した。~
こうした世帯で暮らす子供の貧困率は内閣府によると、一九八四年の10・09%から二〇〇二年には15・02%に上昇。経済協力開発機構(OECD)加盟国平均を上回る。~
欧米各国は、税控除や社会保障給付などの政策で貧困率を下げているが、日本は逆だ。所得から税金などを引き、児童手当などの社会保障給付を足すと、子供の貧困率はOECDが〇八年に調査した二十四カ国中、唯一日本だけが12・4%から13・7%へ増えている。子供たちにセーフティーネットが働いていないといえる。』
中日、東京新聞、書評、「子どもの貧困、[著者]阿部 彩、岩波新書 」
(発売日: 2008/11)より。
http://www.tokyo-np.co.jp/book/shohyo/shohyo2009011101.html
『七人に一人の子どもが貧困状態にある。日本のことである。~
食べ物・住む場がない「絶対的貧困」だけでなく、社会の一員としてこれ以下の生活水準は許されないという「相対的貧困」を測った結果が、冒頭の数字なのだ。~
日本の子どもの貧困率は14・7%、アメリカ、イギリスよりは低いが、10%以下のフィンランドなど北欧圏、ドイツ、台湾に比べると高い。さらに驚かされるのは、先進国では税や社会保険、児童手当によって改善させているのに、十八カ国中、日本だけが、社会保障の再分配後に貧困が悪化していることだ。』
by 1107nhys-3
| 2009-11-15 02:31